カプチーノは、電装系が弱いと言われています。.
私は付けていませんが、ナビを付けると一杯一杯になってしまうとか。
試しにデジタル電圧計を付けたところ、ヘッドライト+ブレーキ+リアデフォッガの同時利用で、12vを割っていました。
日中の走行中ですと、上記電圧計で13.8v程度になります。(通常、クルマの最大発電容量は14.4vです。念のため)
上記のケースでは、電力を最も消費するのはリアデフォッガで、実に200wほど。
まあ、ここは常に使うところではありませんが。
同様にエアコンも消費電力が多そうですが、常に使うものではありませんからね。
では、常に(もしくは頻繁に)使う部分で、かつ減らせる箇所はどこでしょうか。
答えからすると、こんな感じになります。
部署 消費量 総数 ヘッドライト 55w x2 ポジション 5w x4 10w x1 ウィンカー
(ハザード時は倍)21w x2 5w x1 メーター照明 3.5w x4 エアコン照明 1w x1 追加メーター照明 1w x8 合計 210w
結構な量である、と言えますね。
これを、以下の方法にて実際に省電力化してみました。
- ヘッドライトをHID化
- テールランプをLED化
- 室内灯をLED化
- ポジションをLED化
- 追加メーター照明をLED化
この結果、以下の通りになりました。(1w=350mAで換算)
部署 消費量 総数 消費総量 変換後 差し引き ヘッドライト 55w x2 38,500mA 24,500mA 14,000mA ポジション 5w x4 7,000mA 560mA 6,440mA 10w x1 3,500mA 40mA 3,460mA ウィンカー
(ハザード時は倍)21w x2 14,700mA 440mA 14,260mA 5w x1 1,750mA 60mA 1,690mA メーター照明 3.5w x4 4,900mA 60mA 4,840mA エアコン照明 1w x1 350mA 40mA 310mA 追加メーター照明 1w x8 2,800mA 100mA 2,700mA 合計 210w 73,500mA 25,680mA 47,820mA
総計130wもの省電力化です。まあ、1w=350mAの換算は少々あてずっぽうですし、そうでなくてもあくまで理論値ですが…
これにより、夜間アイドリング時のヘッドライト+ブレーキ点灯+リアデフォッガ使用時でも、13vを割ることはなくなりました。
ラジエターファンが回るときは流石に落ち込みますが、走行中なら余裕で13vをキープしてくれます。
さて、これだけするのに必要なモノはいかほどになるでしょうか。
私の場合を、以下に簡単に纏めてみました。
HIDは88HOUSE製4500kを平野タイヤから。
LEDは秋月電子もしくはしまりす堂から、LED駆動時に必要な回路はオーディオQから購入しています。
LEDは失敗分や予備分も含んでいます。
名称 型番等 用途 利用数 HID 88HOUSE LOUD HID(4500k) ヘッドライト 1セット LED点滅部品セット LF-002B ウィンカーリレー 1個 パルス幅変調式LED減光用部品セット LY-010B テールランプのブレーキ/ポジション切替 2個 白色LED OSWT5161A ポジション球、室内照明他 200個程度 黄色LED OSYL5111A ウィンカー、一部室内照明 300個程度 赤色LED OSHR5111A テールランプ、メーター警告灯 200個程度 アンバーLED SANDER SDL-5M3PTY ウィンカー 100個程度
この他に、抵抗や基盤、配線なども必要になります。
抵抗・基盤は秋月電子が安いです。
なお、私は基盤をドイト藤沢店にて購入しました。片面ガラス基盤がそこそこの値段です。
※青葉台店には高い種類しかありませんでした。
実際に省電力化する場合、作成なり取り付けなりをする必要があります。
HIDであればまだ業者に作業依頼できますが、LEDともなると自作しかありません。
かなり大変とは思いますが、その分だけ、出来た時の喜びもまた大きいかと思います。
そんなこんなで、以下に私が利用した部品と特徴などを書いてみます。
88HOUSE Loud HID
言わずと知れた、安価HIDの一つです。
最初のものは故障しやすかったそうですが、現行品はかなり改善されてるとか。
私も取り付けてから結構経ちましたが、故障などは無いようです。
視認性を考慮して4500kのものを購入しましたが…白いです。
そこらへんの自販機の蛍光灯と同じくらいです。
もうちょっと自然な、蛍光灯で言うところの昼白色を期待したのですが…。
また、よく言われるように、照射範囲内の明るさは確かに上がるんですが、それ以外の場所が却って暗く見えてしまいます。
実際にはハロゲンランプよりも全然明るく照らしているはずなんですけどね。
そんなわけですので、最初のうちは注意が必要です。
慣れてくると、明るい部分を注視しないようになるので、トータルの明るさが実感できるようになってくるかと思います。
最初のうちは、嬉しくてついつい注視しちゃうんですよね。(笑)
カプチーノに使う場合、リレーキットと延長ゴムが必要です。
リレーキットはごく普通のリレーですので、他のリレーでも充分かと思います。
私はキットを購入しましたけどね。
LED点滅部品セット(LF-002B)
純正のウィンカーリレーは、電球で利用することを前提に作られています。
即ち、計47wの電球で正しく駆動するようになります。
LED化するということは、電力消費が少ない→球切れ時とよく似た状態となるため、純正のリレーは使えません。
コレを回避するため、LED駆動用のLEDが必要になるわけです。
注意したいのが、これはLED駆動「専用」のリレーになるということ。
対応電流量が絶対的に少ないので、電球を1つでも入れたら間違いなく壊れます。
回避する方法もオーディオQに載っていますので、電球併用したい場合は参考にしてください。
なお、これは回路を半田付けして自作するキットです。
回路そのものは難しくありませんが、基盤が付いていませんので、自分で回路図を実際の部品に置き換えながら作業する必要があります。
パルス幅変調式LED減光用部品セット(LY-010B)
テールランプは、ポジション表示とブレーキの2つの機能を、ランプの光量によって表現します。
LED化した場合も、当然ながら同様にする必要があります。
実現方法はいくつかありますが、一番確実で、後々の調整も楽なのが、この回路です。
ブレーキ時(全力点灯)とポジション時(間引き点灯)を行うことができます。
カプチーノで使うのなら、回路的には1つで足りると思います。
ただ、左右で別々の回路にしておいた方が設置は楽です。私はそうしました。
なお、これもLED点滅部品セットと同じく回路自作キットです。
超高輝度白色LED(OSWT5161A)
白色の高輝度型LEDです。約6カンデラの光量です。
※1カンデラ=ロウソク1本の明るさ
LEDは指向性が強く、光の中心点以外は暗くなってしまうのが普通ですが、これは半減角が60度の広範囲型です。
通常、このレベルの白LEDは1個で150円くらいしますが、これは100個で4,500円とリーズナブルなのがお勧め。
但し、定格最大電流が25mAと低いのが難点。熱にも若干弱いようです。
15mAくらいで計算するか、定電流ダイオードを使いましょう。
私はかれこれ50個くらいオシャカにしました…。
高輝度黄色LED(OSYL5111A)
黄色の高輝度型LEDです。約4カンデラの光量です。
黄色とありますが、実際にはアンバー色ですね。そのままウィンカーに使えます。
実際に使ってみると、色調の問題からか、暗く見えるところが難点。
上にある白色LEDなら9個あればポジションとして利用できるのに、35個を敷き詰めてもウィンカーとしては暗いのが実情です。
数を増やす、他のLEDにする等の対策が必要ですね。
高輝度赤LED(OSHR5111A)
赤色の高輝度型LEDです。こちらは約5カンデラの光量になります。
元来、赤という色は目立つため、上の黄色LEDとは1カンデラの差ながら、比較すると非常に明るく見えます。
私の場合、カプチーノ純正テールランプのウィンカー位置に片側55個を仕込んでいます。
もちろんレンズは赤く塗ってあります。
ただ、向きが若干おかしくて、上外側を向いてしまっていますが…。
それでも十分な光量ですね。
5φ超高輝度アンバーLED(SANDER SDL-5M3PTY)
現状の黄色LEDの暗さに困った挙句、手を出してみました。
15〜21カンデラの光量を誇るスゴイヤツです。
使ってみると、確かに十分な明るさです。これなら車検も行けるかも。
ただ…少々お高いです。100個買っても上の白LEDより高い…。
OSYL5111Aの、実に3倍以上のお値段を誇ります。
広い面積に隙間無く敷き詰めることが出来るなら、安いほうのLEDで良いかもですね。
上記のウィンカー回路を使う場合、無造作に敷き詰めるとハザード時に過電流で回路が壊れてしまうので…。
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